= あるえ物語 =
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【北欧神話2】世界樹ユグドラシルに繋がる9つの世界と人間の誕生

 

ー北欧神話小話ー 

"ヨトゥンヘイムに住む巨人の娘で、髪も姿も生まれつき黒く、暗いノート。彼女は3度結婚し最後の夫でアース神族の男デリングとの間に息子のダグをもうけたが、末の息子は父親に似て、明るく美しかった。

オーディンは彼女とその息子のダグを呼び、それぞれに馬を与え世界を周り続けるように命じ、ダグはスキンファクシという馬、ノートはフリームファクシという馬が引く馬車に乗り、12時間ごとに大地の上を通るように天を駆けた。スキンファクシのたてがみが発する光が、地上を照らし、ノートはその身で天を覆い隠し世界は闇に包まれる。こうして昼と夜が生まれた。"

 

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ども、あるえです。北欧神話にはこの様な二元的要素を含む内容が多くある。ニヴルヘイムとムスペルヘイムがすべてにおいて相反しているように。

さて今日は前回の続き、オーディンらによるユミル殺害、その体で作られた9つの世界と世界樹ユグドラシル。創造された世界と人間の誕生について書いていきます。

世界樹ユグドラシル

世界の中心にはユグドラシルという世界樹がそびえており、ユグドラシルはすべての世界と繋がっています。

私には疑問がありました。それはユグドラシルそれ自体の出現。どうやって世界樹は誕生したのか?

結果的に神話上の世界が一本の大樹で成り立っているという、概念そのものであると考えました。だとしたら現実世界の宇宙と同義だと。

しかしよくよく調べると北欧神話においては「天地創造」の話がないのです。世界の始めにはすでにムスペルヘイムとニヴルヘイムがあったわけですし。

ギンヌンガ・ガップにユミルの死体を運び、9つの世界へと改変した後に世界樹ユグドラシルがそびえ立った。と言われる場合もあるそうです。

 

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 9つの世界

話を戻します。作られた9つの世界は以下の通り。

1) アースガルズ - アース神族の世界。世界の最上層に位置しオーディンの居城ヴァルハラがある。アースガルズの中心にはイザヴェルと呼ばれる平原があり、アース神族は重要な問題が起きるとそこへ集い会議を行う。地上とアースガルズの間には虹の橋ビフレストが架かっている。またヴァルハラは偉大な戦士達(主に人間)の魂である、エインヘリャルが集う場所でもあり、こうした戦士達はオーディンに仕える女性の使い、ヴァルキュリャによって導かれる。

2) ヴァナヘイム - ヴァン神族の世界。北欧神話に登場する一群の神々でありその名前は「光り輝く者」に由来する。豊穣と平和を司り、有名なフレイとフレイヤ兄妹はもともとヴァン神族である。「賢いヴァン神族」と呼ばれたりする。オーディン率いるアース神族と一時戦争状態となるが最後には和解している。

3) ムスペルヘイム - ムスペルヘイムにはムスペルと呼ばれる巨人が住み、スルトという巨人が入り口を守っている。世界の創めから存在し、その灼熱の世界ではムスペルヘイムで生まれたもの以外は暮らすことはできないとされている。スルトは溶岩の肌と炎の髪を持つ巨人です。

4) ヨトゥンヘイムヨトゥンと呼ばれるユミルの子孫である霜の巨人族と丘の巨人族が住む国。ヨトゥンヘイムは東に位置するとされており、人々の住むミズガルズ神々の住むアースガルズの脅威となっている。 アースガルズとヨトゥンヘイムの間にはイヴィング川が流れている。

5) アルフヘイム - 光の妖精エルフの住む国。 九つの世界の第一層に存在、ヴァン神族フレイが彼らの王だと言われている。

6) スヴァルトアルフヘイム- 黒いエルフ、スヴァルトアールヴァルたちが住むとされている世界である。アース神族がフェンリルを縛るための足枷グレイプニルを手に入れるためにフレイの召使いであるスキールニルを送っている。

7) ニダヴェリール - 卓越した鉱夫や腕の立つ鍛冶屋であった、ドワーフや小人達の世界。彼らはトールのハンマーやフレイの機械で造られたイノシシなど、神々へ魔法の力による道具を作り上げた。

8) ニヴルヘイム - 九つの世界のうち、下層に存在するとされる冷たい氷の国。ギンヌンガガプと呼ばれる亀裂を挟んでムスペルヘイムの北方にある。天地創造以前から存在し、ニヴルヘイムには世界樹の根の一つが伸びているが、その下にはフヴェルゲルミルと呼ばれる泉がある。この泉には世界樹の根を齧るニーズヘッグというが住む。またロキアングルボザとの間にもうけた半巨人の娘ヘルが支配している。

そして

9) ミズガルズ - 死を免れない人間の地。「中央の囲い」を意味し、北欧神話に登場する人間の住む領域でアースガルズとは虹の橋ビフレストによって繋がっている。ヨトゥンヘイムとはミズガルズの周囲の水または海洋で隔てられている。

 人間の誕生

ミズガルズという世界が構成された後、オーディンとその兄弟ヴィリヴェーは浜辺で根のついた2本の流木を拾い、トネリコの木からはアスクという男 、ニレの木からはエムブラという女を作りました。オーディンはそれに息吹を与えた。また、ヴィリは感情と知性を与え、ヴェーは言葉と感覚を与えた。これが創造された最初の人間の男女である。2人はミズガルズに住みすべての人類の先祖となった。

 

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これが人間誕生の話である。ちなみに旧約聖書のアダムとイヴと頭文字は同じだが関係性は無い。

人間に関しては多く語られることはないが後にアース神族にとって重要な役割を果たすようになっていく。

 あとがき

本日はここまで。

いかがでしたか?ミズガルズ、またの名をミッドガルと言いますが、ミッドガルやニブルヘイムと聞くとFF7を思い出しますね。確かに今思えば的を得たネーミングですよね。

人間の住まう人工的な街ミッドガル、悲劇の惨状の現場となるまさに地獄のニブルヘイム。皆さんは北欧神話といえば何を連想しますか?

 

ではまた続きをお楽しみに。

 

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※神話の内容につきましては諸説あります。この記事の内容はあくまで私の得た知識から成り立つものとなりますのでご了承くださいませ。